ラスクの毎日

ヒスタミン

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前回の、「青魚アレルギー」で出てきた「ヒスタミン」をちょっとピックアップしたいと思います。
目に見えないし、臭わないし、熱してもなくならないし、魚がおかしくないか?わからないのをどうしたらよいか・・・といろいろ調べてみたところ・・・・

ヒスタミン測定キットとやらを、キッコーマンが出していることが判明。

「ヒスタミン測定キットーチェックカラーHistamine &カラーテスターPD470」
http://www.wako-chem.co.jp/siyaku/info/chromato/article/kikkoman050822.htm
しかも、ここの人たち、論文まで書いてます。
http://www.jstage.jst.go.jp/article/suisan/73/5/831/_pdf/-char/ja/

この機械、60回用で9万円なのですけど、良心的なペットフードの会社はお魚を使うときに調べて頂けることを望みます・・・個人差のない判定が行えるとのことなので。

なんで、キッコーマンなんだろう・・・と思っていたら、キッコーマンって人間用魚加工品=かつおぶしエキス類の魚加工品を使うから、ヒスタミンチェックは必須なのかもしれないですね・・・キッコーマンのこのささやかな涙ぐましい努力感謝します。。。

国立医薬品食品衛生研究所の「国内外におけるヒスタミン食中毒」2009年の論文
http://www.nihs.go.jp/library/eikenhoukoku/2009/031-038.pdf
これによると、「国内のヒスタミン食中毒の残品及び検食中の濃度は不検出~ 1,267 mg/100 gであり,全体の8%は10 mg/100 g以下,12%は20 mg/100 g以下であった」とあります。

また、この文献によると「わが国では食品中のヒスタミンに関する規制はなく,食中毒が発生してから対応が取られる状況である」とあるので、猫だけでなく、日本国内にいる人間も、今のままですと”ヒスタミン”のばなし状態のため、かなりヤバい感じあります。

※余談ですが、ラスクが唯一大丈夫のマグロ缶「子猫のための健康缶」マルハニチロのCSRを見たら、結構、ヒスタミンには気を使ってるようなのですが、他のマルハニチロの缶で同様の症状があったらしらべてみるとよいかもしれないですね。

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<追記>国立医薬品食品衛生研究所の論文の中の表をみると、2008年になるにつれてヒスタミン中毒患者が増えてるのが気になります。((厚労省管轄財団法人食品分析開発センターの資料を読むとH20年で増大してます。)ヒスタミン中毒、昔から格言と川柳でも 「サバの生き腐れ」「サバは足が早い」「サバを読む」等といわれたりしてするようですが、これからもわかるように冷蔵庫のなかった時代はとてもポピュラーなモノだったとわかります。
近年、冷蔵庫等が普及したのにも関わらず加工品(外食等)が増えてきてしまったため、魚としての形がわからなくなってしまって市場に出まわってきている分、その辺が増えてきた要因なのかもしれませんねェ。なので、今後もしかしたらもっと知られることになるかもしれません。
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<おまけ>
猫用ペットフードに高濃度ヒスタミン[平成19年04月05日]トーショー株式会社 を見つけてしまいました。
「さて、このたび弊社が販売しております輸入猫用缶詰「PLUS LOVE いつものまぐろカツオ+シラス」の一部に、 通常の濃度を超えるヒスタミンを含んだ原料が混入しているものがあることが判明致しました。 」とあるんだけど、何にヒスタミンが含まれてたかわかんないんだけどねー、、だからね、こうやって出てくる限りはまぁいいとしても、輸入の缶詰・フードってちょっとやっぱり怪しいんだなー・・・怪しいかもなぁ・・・と思ったのでした。
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(0906追記)
魚類ヒスタミン管理のための海外学術調査によると、研究概要(最新報告)に興味深い記録が。
我が国に輸出実績のある諸外国、フィジー、中国、フィリピン、タイ、カンボジア、オランダ、ドイツ、ノルウェー、ペルー、アメリカ、ポルトガルに直接出向いたり、取り寄せたりして水産物(魚類)とその加工品を入手し、ヒスタミンを分析した。平成15年度から平成18年度までの4年間に216検体を分析した。分析した全試料216検体中40検体で、魚粉を除いた試料210検体では34検体でヒスタミンが検出された。ヒスタミン検出率はそれぞれ18.5%、16.2%であった。高濃度のヒスタミンが検出された検体は、オランダの新鮮マグロ(1,439ppm)、タイの塩蔵品(1,964ppm)、フィリピンの鰹節(1,530ppm)であった。それらの魚およびその加工品を摂取すればほぼ確実にヒスタミン食中毒を発症すると考えられた。その他、ドイツ、オランダ、タイ、カンボジア、フィリピンの検体から100?1,000ppmの範囲でヒスタミンを検出した。それらも大量に摂取した場合、ヒスタミン食中毒を発症する可能性が高いと考えられた。今回の調査結果は各国で経年的に報告されたヒスタミン中毒例を裏づける結果であった。